昔は、何かを調べるには図書館で辞書と睨めっこしたものです。
最近は、何かを調べるにはGoogle先生に聞けばすぐに探せるという状況となり、すごく便利な時代になりました。
このような背景より、「素人」がごく数分で、あたかも「玄人」のように振舞える時代となりました。
言い換えれば、誰が「素人」で誰が「玄人」なのか、見分けることがとても困難な時代になったとも言えます。
皆様は、「素人」と「玄人」の見分けることは出来ますでしょうか?
自身の得意な領域では見分けることは出来るかもしれませんが、全く知らない領域ではいかがでしょうか?
「素人」と「玄人」との違いを見分ける方法はいろいろありますが、まず「素人」と「玄人」の違いを、最後に「素人」と「玄人」の見分けについて投稿します。
「素人」と「玄人」との違いとは
「素人」と「玄人」との違いを一言でお伝えするなら、品質は目的・目標の達成度と定義した場合、同じ時間、同じ費用を固定した場合、達成率もさることながら、目には見えない、表面化してないリスクが少ないという点に尽きることが言えます。
ここで指すリスクとは汎用性なども含めた、そのプロジェクトで発生するであろうリスクとします。
また、同じ費用、同じリスクを固定した場合、達成率もさることながら、スピード(時間)が圧倒的に速い点になります。
経験値を見える化したグラフが下記になります。
「素人」と「玄人」では差がありますので、ここでは「プロ」を大きく3つに分けて「プロ中のプロ」「プロ」「セミプロ=Google先生で少しかじっている人」グラフにしました。
もちろん、人やチームの経験値にもよって変わりますが、ここでは一律とします。
仮にサイト制作プロジェクトで、25%をコンペでの提案フェーズとして考えた場合、同じ時間で「プロ中のプロ」はゴールを見据えて80%以上の提案=プロジェクトがキックオフした後でもほぼ方向性が変わらないことに例えることができるかと思います。
逆に「セミプロ」は、プロジェクトがキックオフした後に仕様や予算が大きく変動することに例えることが出来ます。
あるあるですが、制作案件だと納期ギリギリでローンチすることがあるかと思います。
これはリスク(=期日が間に合わない)になりますが、「セミプロ」などで発生する可能性が高いことはグラフからもご理解いただけるかと思います。
このように、「プロ中のプロ」と「セミプロ」では、リスクの潜む度合いが大きく異なります。
まとめ
まとめになりますが、「プロ中のプロ」と「セミプロ」との違いを見極める方法ですが、短い時間内でのゴールまでの道のりと考えうるリスクについてきちんと答えてもらえるか否か、そしてその答えの質の確度になります。
時間があればGoogle先生やまわりから答えを得ることが出来ます。
見極める方法=チェック項目を自身の中に所持し、その項目を常にプロなどの意見を取り入れて更新している状態にしていれば、相手に短い時間で答えてもらえる環境を作ることが出来ます。
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