夏頃よりアプリの解析に関するお話をいただくことがあり、解析ツールの選定や実装までを担当させていただきました。

そのような中、競合調査でいろんなアプリを使用してみたのですが、その中で気になるアプリを紹介いたします。

なぜコーポレートサイトで気になるアプリを紹介するんだと思われた方もいらっしゃることと思います。

ただ紹介するには理由があります。

 

それは、アプリを競合とみなしていない中小企業の社長様やご担当者様がたくさんいらっしゃいます。

もちろん、今の事業を加速させるためのアプリもあれば、事業・サービスとしてアプリをローンチされているところもあります。

 

社長:「アプリってあれだろ、スマホのやつだろ。競合?」

私 :「はい、そのアプリです。」

 

競合は決してお店ややネットショップばかりではありません。

5F分析でいう脅威や代替品にアプリも当てはまることを忘れてはなりません。

アプリも製品・サービスだからです。

※5F(ファイブフォース)分析は、業界の収益性を決める5つの競争要因から、業界の構造分析をおこなう手法のことです。詳しくは、マイケル・ポーター著書「競争の戦略」をご購読ください。

 

長くなりましたが、上記の理由で2014年に気になったアプリをご紹介いたします。

ご閲覧いただいている皆様のビジネスへ影響を与えるアプリかどうかはわかりかねますが、「こんなものがあるんだ!?」とご認識いただくだけでも損ではないかと思います。

 

・カフェイン

https://itunes.apple.com/us/app/kafein/id918035392?mt=8

一日の飲んだもののカフェイン量を管理できるアプリ。

見るべきポイントを1つにしぼるというシンプルさは、継続増につながるかもしれませんね。

 

・センシー

http://sensy.jp/

洋服も人口知能が選んでくれる時代になっていたとは驚きです。

感性を大切にする方が利用する=ビジネスになるかはまた別の話ですが、センスを定量化するという概念はおもしろいですね。

もし友人から「センスないもんねー。」と言われたら、「色の選び方のセンスがまわりと20%も低いから?」という会話が飛び交っている時代がくるかもしれませんね。

 

・山ニュース

https://itunes.apple.com/us/app/shannyusu/id830581891?mt=8

アプリのメリットは利便性もさることながら、プッシュ通知につきると思います。

これまでインターネット領域で唯一のプッシュ型メディアとして、メールがありました。

メールが重宝された時代もありましたが、アプリもプッシュ型メディアです。

アプリは今後とても強力なメディアになると言われている理由は、まさにこの点にあります。

天候変化の激しい、そして命にかかわるからこそ、このアプリの利用者は増えるのではないかと思っております。

洋服などのセール情報のお知らせだけを送るアプリとは大きな違いです。

 

・Noom

https://itunes.apple.com/jp/app/noomkochi-daiettonotameno/id634598719?mt=8

海外での利用者が多く、少し前から注目していました。

こちらは圧倒的なアルゴリズムが強みです。

プッシュ通知も気が利いたコメントで、いつも楽しんで利用しています。

アップルのアプリとも連携もしており、今後も利用者は増えるのではないかと思います。

 

今年はアプリを開発する企業が増えることと思います。

理由に、先程のプッシュ通知=人に最も近いプッシュ型メディアであるためです。

また、オフショア開発(海外での開発)が増え、単価も年々下がってきていることも理由の1つです。

 

最後に、「変化の早い時代からこそ、変わらぬ価値を磨いていく」。

ある方の言葉ですが、まわりを見つつ、右往左往するのではなく、変わらぬ価値を磨いていくこと。

それこそが、これからもお客様に必要とされる製品・サービス、そして企業ではないでしょうか。