Google Analyticsを導入している、または導入していない中小企業の経営者の方から、
「制作会社から売り込みはあるけど、何を言っているのかさっぱりわからない・・・。」
「数字ばっかりで・・・。」
「うちの競合の〇〇、サイトにはどのくらい訪問数があるの?」
「同じ業界の平均値ってないの?」
などをご質問やお問合せを多数いただきます。
また、新任のご担当者様、受託側でWEBに携わるお仕事のご経験のない中途のご担当者様などからも上記に近いご質問やお問合せをいただきます。
それもそのはず。
経験がない又は経験が浅い為、良し悪しの判断がつきません。
例えば、4月のTOPページの直帰率が60%と制作会社から報告やレポートを受けても、直帰率60%が良いのか悪いのかの判断がつきません。
では、経営者様やご経験の浅いご担当者様の場合、どうすれば良し悪しの判断ができるようになるのか。
1手法に比較があります。
先程の例より、4月のTOPページの直帰率60%、3月のTOPページの直帰率50%だった場合、なぜ4月は上がったのか、逆に3月は10%も低かったのか、TOP以外のページはどうか、前年同月はどうか・・・などと、頭の中でいろんな仮説を立てることが出来るかと思います。
数字1つでは良し悪しの判断は付きません。
2つ存在させることが良し悪しの判断ができる1つの手法です。
またもう1つの手法として、過去の多くのデータから統計的知見より算出した基準値があります。
GoogleやYahooなども検索エンジン上位1位からのクリック率を公表しているデータがあります。
同様に、ツールベンダーなどが各業界や業種、大手企業のサイトパフォーマンスデータを公表しています。
業界・業種、企業規模に関係なく、1つの基準として下記の値があります。
- 直帰率60%未満
- 離脱率40%未満
- 平均PV数3~5ページ
- 平均滞在時間3~5分
- CV率1%
- 主要導線15%以上
他にもありますが、おおよそ上記をふまえていれば、制作会社の報告やレポートをご覧いただいた際に、自社サイトの状態の良し悪しの判断が出来ます。
弊社では、ターゲット別に滞在時間や主要導線15%をふまえてサイトリニューアル時の仮説検証や定点観測をしていたりします。
場合により自社に適してない基準値もありますので、鵜呑みにされず、自社ビジネスに適した指標とは何か、基準値とは何かを考えることが大切です。
また市場成熟度や企業成長度により、自社にとって最も見るべき指標は変化していきますので、場合により見直す必要性もあることを忘れてはなりません。