昨今、Google Analyticsなどの解析ツールを導入している企業が増えました。
上場企業でも70%近くがGoogle Analyticsを導入しています。
出社し、Google Analyticsにログイン、そして自社又はクライアントのアカウントを上から・・・、あれ、もう昼!?
3時間も過ぎてしまい、レポートの1つも出来ていない。
Google Analtyicsに触れ始めた頃は、こんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
仮説を検証するための1手段として、サイトのパフォーマンスデータなどが必要な場合に活用すべきです。
仮説なしの検証は、検証ではありません。
では、検証するためにアクセスログデータが必要と仮定し、アナタはGoogle Analyticsをどこから見て行きますか?
ユーザーでしょうか?それとも集客でしょうか?
答えはどちらも違います。
上記にも説明しましたが、Google Analyticsへログイン前に既に見るべき場所(指標)は決まってなければなりません。
ログインしてから、さあどこを見ようでは検証ではありません。
もし仮に見るべき場所(指標)が決まってなかった場合、どうしたらいいのかわからなくなるでしょう。
アクセスログデータを分析するには大きく2つの見方があります。
- マクロ解析
- ミクロ解析
マクロ解析とは、俯瞰した視点でサイト全体を分析していく手法です。
トップダウンの考え方です。
ミクロ解析とは、人(検索キーワード)を軸に分析していく手法です。
ボトムアップの考え方です。
アクセスログ解析関連の書籍には、マクロ解析=トップダウンのやり方が紹介されていますが、マクロ解析はなれてなければとても時間がかかります。
それもそのはず。
目星を付けて見てはいくものの、目的・目標があいまい=仮説があいまいだったりしますので、一つ一つブレイクダウンしていかなければならなく、あっという間に1日が過ぎてしまいます。
アクセスログ解析ツールがどういったものなのか、どこに何があるのか、用語は何を意味しているのか。
これらを理解してなければ、時間はかかるばかりです。
アクセスログ解析ツールに対しての経験、数字の変化が意味することを読み取れる経験、その数字が自社並びにクライアントのビジネスの何に当てはまるのかをつなぎ合わせることができる経験などが必要です。
簡潔に申し上げると、勘と経験が必要だということ。
でも、見るべき場所(指標)が決まってない場合、どうすれば良いのか。
そういった状況の場合、下記を一つの判断基準とされてください。
マクロ解析を必要する場面
- WEBサイトリニューアルなどのコンペにお声掛けいただいた場合
- アクセスログ解析ツールの目標設定がされてない場合
- WEBサイトリニューアルなどの仮説検証が間違っていた場合
ミクロ解析を必要する場面
- WEBサイトリニューアルなどの仮説検証
- WEBサイトリニューアルなどの仮説検証が正しかった場合
経験が少ない方は、Google Analyticsへログインしてから考えるのではなく、何がビジネスへ貢献しているのか、そして何を改善することでどれほどビジネスへプラスとなるのか、自社並びにクライアントのビジネスをきちんと理解し、見るべき場所(指標)を仮説した上で分析していくこと。
目的・目標をふまえ、状況を見極めながら、どの手法を選んでいくかという視点が大切です。
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