吉田です。先日、各種分析の知見・スキルアップを目指し、久しぶりにウェブ解析士協会主催の勉強会へ。

■概要

  • 開催日時:2015年8月18日(火)14:00~16:00
  • 開催地:ソフトバンクテクノロジー株式会社17F会議室
  • 主催:ウェブ解析士協会
  • 講師:株式会社すうがくぶんか
  • 目的・目標:検定の理解

■統計とは

統計とは

  • 平均からのズレ偏差にこだわる
  • 説明できなくてもかまわない相関関係のパターンを見ている 例)原因と結果(因果)の関係
  • 統計検定という特殊な手法を使う
  • ばらつきが重要 例)オリエンタルランドのファストパス制度(最も待ちが多い時間は午後2時。この山を前後に振り分けをすることで、機会損失を防ぎ、クレームも抑止できた。)
■データ(変数)分類

変数の違いにより手法の選択が変わる。

●質的変数

  1. 名義尺度
  2. 順序尺度

●量的変数

  1. 間隔尺度
  2. 比例尺度
■統計学検定とは

ある命題(正しいか、正しくないか=宣言文)を確率的観点から真か偽かを決定するための方法論

■棄却(否定)

対立仮説の逆、帰無仮説を考え棄却することで、対立仮説を証明する(数学理論では背理法という)→確率(確率分布)が計算できない為

  • 対立仮説(h1)
  • 帰無仮説(h0)
■有意水準(α)

p値(p=0.0126):まれと判断する基準(これ以下の確率をまれと判断する)→通常、0.05を使用

※排中律とは、論理学において、任意の命題 P に対し”P ∨ ¬P”(P であるか、または P でない)が成り立つことを主張する法則である。 これは、論理の古典的体系では基本的な属性である。 しかし、論理体系によっては若干異なる法則となっている場合もあり、場合によっては排中律が全く成り立たないこともある(例えば直観論理)。

  • ・αエラー(第一種の誤り)=はやとちりのエラー→いかさましているだろう!じつはいかさましていない→αエラー
  • ・βエラー(第二種の誤り)=にのあしふみのエラー→いかさましてないかもしれないな。実はいかさましている→βエラー

※背理法とは、ある命題 P を証明したいときに、P が偽であると仮定して、そこから矛盾を導くことにより、P が偽であるという仮定が誤り、つまり P は真であると結論付けることである。帰謬法(きびゅうほう)とも言う。

■検定手法

目的と変数で選定する。

  • T検定:平均
  • カイ二乗検定:ABテスト
  • プロットテスト:母集団
  • 推定検定:確かめる為
  • 多変量解析:複数の変数間にある関連性の発見するため 例)データマイニング
  • 回帰分析:単回帰、重回帰
■時系列分析
  • 1時点での値は、1つしか観測できない→現時点での身長は1年後は変わる
  • 現時点でのデータがその前の期のデータに影響を受ける→前日の株価が翌日の株価に影響を与える

 

その他手法はアップデート講座とのこと。

とてもわかりやすく、腹落ち感のある講座でした。