リスティング広告を見たことがないという人は国内にはいないと言っても過言ではない。

Yahooやブログでニュースを見たり、PCやスマホでお店を検索したりしていれば、必ず見ている。

それほど集客などにリスティング広告を活用する企業が増えたと言える。

現に、インターネット広告費はマスメディアと比べても唯一売上規模が伸びている。

 

そんなリスティング広告だが、広告にあらず?というタイトルにしたのも、中小企業こそリスティング広告を検証ツールとして使用すべきである。

大袈裟かもしれないが、中小企業のイノベーションにも活用できる。

 

ではなぜ、リスティング広告を検証ツールとして使用できるのか。

その理由は以下の3点にある。

 

1.生活者のニーズを探ることができる

生活者の声は、体験後に発生する。

その為、その声には必ずバイアスがかかっている。

またヒアリングをする環境(人、施設、質問事項)によってもバイアスがかかる。

その為、いかにバイアスを取り除くかという点で行動にフォーカスされた経緯がある。

行動履歴は生活者のニーズがバイアスなく現れた事象である。

リスティング広告が適している点は、認知もしていない生活者へアプローチでき、そして成約まで結びつけば行動履歴も残る為、バイアスのかからない、生活者のニーズを探ること=検証が出来る。

 

2.他のテストと比べると圧倒的な小コストでの実施が可能

多くのテスト&検証プロセスは人件費をないがしろにしたプロセスである為、まともに算出すれば数百万円のコストがかかる。

また多くのマーケティングリサーチ会社では、パネル選定するにもパネルの確保、そしてパネル抽出の際に統計的知見のある専門家が必要であり、それらを加味すると多額の費用がかかる。

中小企業には大きな負担となる。

ディスプレイネットワークを活用してのニーズ層へのアプローチ、検索連動型によるウォンツ層へのアプローチと、従来メディアであればTVからパンフレットなどと同様の広さを持つ。

性別から年齢、興味関心などのセグメントが可能であり、従来メディアであれば女性誌から週刊誌などと同様の深さを持つ点。

他にあるが、単体としてしか存在しない従来メディアに比べ、又はメディアミックスしてはじめて同様となるほどの幅、深さも実現が可能である。

 

3.コストではない

他の検証は、検証中に売上は上がらない。

アンケートを取りながら売上は上がらない。

だが、リスティング広告は売上を上げながら検証できる。

それも小さく、素早くできる。

成果を出しながらテスト&検証できるメディアは他にはない。

 

小さく、素早く、それでいて安価なテスト&検証手法は他にない。

だからこそ、商品やサービスなどのテスト&検証にもリスティング広告を活用すべきである。

リスティング広告を広告と捉える、メディアと捉える、コストと捉えるのはやめて、もっと有効に活用することをオススメしたい。