本日は最適なパートナーを見つける方法をご紹介します。

これまで委託側で15年以上、多くの企業の社長様やご担当者様とお会いし、いろんな相談をいただいてきました。

その中で最も多かったご相談が「パートナー」に関することです。

 

パートナーを見つける方法はいくつかあります。

  • 紹介
  • インターネットで検索
  • 紹介サイトの利用
  • 交流会への参加
  • 広告出稿

他にもいろいろあります。その中でも、最も利用される方法は「紹介」です。

紹介は、お金もかからない、手間もかからない、時間もかからないこと、そして何より信頼のおける方が信頼している会社=安心できることではないでしょうか。

確かに信頼がなければ、先に進むことはないでしょう。

ただ、信頼だけで最適なパートナーを見つけることはできるのでしょうか。

今、最適なパートナーがいらっしゃるのであれば、それは運なのかもしれません。

最適なパートナーが見つかってない方は、運がなかったのでしょうか。

運を上げたい方は、専門家へご相談ください。私は運には詳しくありませんので、ここでは省略いたします。

最適なパートナーを見つけた方、見つけることが出来なかった方。

そこには50%のリスクが存在していることになります。

では、50%のリスクを回避することはないでしょうか。

本日は、その50%のリスクを低減させる方法について投稿いたします。

 

最適なパートナーとは何か?

あなたにとって最適なパートナーとは何か?

最適なパートナーを見つけるには、まず最適なパートナーを選ぶ基準がなければ、最適か否かの判断が出来ません。

これまで多くのご相談をいただきましたが、その選定基準がないことが往々にしてありました。

「課題が何で、目標でどこで、その課題と目指す目標の差分がどのくらいで、それを達成するパートナーはどんなところで、どのような条件をクリアしてなければならないのか。」

これらを明確にアウトプットできている会社様は大手企業を除くと、正直あまりお見受けしたことがございません。

弊社では、このアウトプットを代行して作成するご相談もたくさんいただきます。

たくさんいただく=委託されている企業様も多く存在します。

これは大手企業でもある話です。

弊社でも今年の頭に国内大手流通会社様のECサイトリニューアルのコンペで、オリエンテーションの際の委託先選定基準を作成していたのは財閥系のSIerでした。

大手企業でもパートナー選定の際のリスクは低減したいことがうかがえます。

では委託先選定基準はどんなものでしょうか。

一部、抜粋して本日はお伝えします。

 

パートナーが業界内でどこにポジショニングしているのか?

例えば広告業界でお話します。

広告代理店にも、総合広告代理店、専門広告代理店、ハウスエージェンシーなどが存在します。

  • 総合広告代理店:広告領域の全方位代理店。電通、博報堂など
  • 専門広告代理店:特定のメディアに絞った代理店。サイバーエージェント、オプトなど
  • ハウス・エージェンシー:親会社の宣伝活動の為に存在する事業子会社。東急エージェンシー、ジェイアール東日本企画など

大手流通会社が全国規模でキャンペーン展開する場合、実施並びに効果検証するには、総合広告代理店でなければ役不足です。

このように、パートナーが業界内でどこにポジショニングしているのかを知ることは大切です。

 

総合と専門の強みを理解する

総合=何でも屋、専門=プロ。

確かにそう言える一面もあります。

ただ、総合だから何でも屋=何も出来ないのでしょうか。

例えばサッカー日本代表。走る、止める、蹴る、全てにおいて素晴らしい能力の上に、それぞれのポジションという強みがあります。

総合だから何も出来ない。それはそもそものお話になりますので、ここでは深堀りいたしません。

では、総合は何が良いのか。

それは人=ターゲットのことをいろいろ知っているという点です。

理由は、人=ターゲットは御社の商品ばかり購入している訳ではありません。

生活する上で、いろんな企業からモノやサービスを購入しています。

よって、人=ターゲットのいろんな情報を持っています。

例えばどんなメディアを見ているのかなど。

逆に専門はどうでしょうか。

専門は、総合にはない業界の慣習などの情報を持っています。

例えば、競合他社や関連法案などの業界の動向。

このようにそれぞれの強みがあります。

ある特定領域のパフォーマンスを上げる=効率化であれば専門、店舗やネット通販サイトなど総合的に売上が下がってきているなど=課題をある程度特定しているが、外部の意見を取り入れたいなどの場合は総合と、目的や目標によって選ぶ先が異なります。

 

その他の視点ではテクニックにも違いがあります。

総合はアンテナを広げていますので、いろんな市場の成功事例やテクニック、技術などの情報をキャッチアップしています。

例えば、ネット通販のショップ一元管理ツールはネクストエンジンなど。

専門は専門領域に不要と思われる情報はキャッチアップしません。

よって、総合よりもプレイヤーのスキルが落ちることがあります。

Google Adwordsなどのリスティング広告では、総合のほうが専門よりもいろいろな機能を活用している為、ツール自体のスキルは専門よりも高いことが往々にして言えます。

不動産では不動産で必要と思われる機能しか使いませんので、結果キャッチアップが遅れ、パフォーマンスが上がらないということも過去ありました。

逆に専門は、業界の慣習などの業界の情報をキャッチアップをしています。

例えば、スーモ、HOME’S、at homeのどれに広告を掲載したほうが良いのかを提案できる。

Google Adwordsなどのリスティング広告で言えば、広告での注意点、除外キーワードなど、手間のかからない、テクニックなどのスキルは総合よりも高いことが言えます。

今のパフォーマンスを上げる=効率化であれば専門、成果が頭打ちになりなかなか成果が上がらないなどの課題を打破したい場合は総合と、リスティング広告でも選び方が異なります。

 

本日は最適なパートナーを見つける方法として一部抜粋し、実務での経験を交えながらお伝えしてきました。

運や信頼にビジネスを委ねるのは危険であることはご理解いただけるかと思います。

運や信頼で一度の成功は成功とは言えません。

成功は再現性がなければ本当の成功ではありません。

最適なパートナーを見つけるには、運や信頼に全てをゆだねるのではなく、再現のできるノウハウを身に付けることが最も重要になります。

これを機に、ノウハウを身に付けていただければと思います。