インターネットが従来のメディアよりも優れているのは、ユーザーへダイレクトへ接触できる、ユーザーセグメントが容易(ターケティング)、効果検証の質が高い(データの活用)、その上低コストで実現できる点になります。

その一方、企業内のご担当者様や技術者様の負担へつながりました。

例えば、ウェブサイトへの訪問者数などを計測するアクセスログ解析ツールの実装。

大手企業様の場合、新しい計測タグを実装するだけでも、システム部門に検証を依頼し、上司に稟議を立て、実際の運用時に適切に管理する体制の構築など。

導入するにも、ご担当者様の悩みは尽きることはありません。

その課題を解決すべく登場した考え方が「タグマネジメント」です。

煩雑になる計測タグの管理を一元化し、効率的に運用することで労力を低減しようという考え方です。

これまでは外部ファイルにて計測タグを一括管理していましたが、どうしても技術に明るい人がいなければならない状況でした。

それを簡単な画面操作だけで実現するツールが「タグマネージャー」です。

 

タグマネージャーのメリット

タグマネージャーには多くのメリットがあります。

  1. 運用コストの削減
  2. 運用スピードのアップ
  3. 運用リスクの低減
  4. その他

それでは順に説明いたします。

 

1.運用コストの低減

  • タグマネージャーを使えば管理画面を操作するだけで計測タグを特定URLだけで発火させたりすることや削除することが容易になり、これまで制作会社など外部へ委託していたのであれば、運用コストを削減することが出来ます。
  • 技術に明るい人が担当でなければならなかった過去と違い、誰でも容易に操作できる為、人件費を低減することが出来ます。

2.運用スピードのアップ

  • 外部のパートナーへ管理権限を付与などすることでチームとしてタグの運用が可能になり、手間と時間を削減できます。
  • 技術に依存していた計測タグの実装まわりが、管理画面より容易に設定&変更が可能となる為、人のスキルに依存しない運用が可能となります。

3.運用リスクの低減

  • プレビューモードが実装されているので、java scriptの簡易な記述ミスであれば、公開前にエラーを自動的に表示してくれます。
  • 計測タグの変更履歴を残すことができる為、容易に以前のバージョンに戻すことができます。その為、被害を最小限に留めることが出来ます。
  • 管理者の変更履歴を残すことが出来る為、変更ミスが発生しているのかを特定できます。その為、人的リスクを最小限に留めることも出来ます。

4.その他

  • ページ内への実装ではない為、ページの表示スピードがアップし、ユーザービリティが向上する可能性があります。また検索エンジンよりプラスの評価を受ける可能性があります。

 

タグマネージャーにはこれらのメリットがあり、導入する企業も年々増えてきております。

ただ、タグマネージャーにもデメリットはあり、それは導入費になります。

ですが、導入費に関して多くの企業様ではウェブサイトリニューアル時のコストに含めていらっしゃいます。

 

まとめ

このように、タグマネージャーは得るものが多い、大変優秀なツールです。

外部委託している場合でも、どこかのタイミングで導入されてみてはいかがでしょうか。

弊社でもタグマネージャー導入支援サービスをご提供しております。

ご要望ございましたら、お気軽にお申し付けくださいませ。