2016年1月27日(水)・28日(木)の2日間品川インターシティで最新のダイビングプロダクト・サービスが集結する日本で唯一のダイビングビジネス総合展「Dive Biz Show 2016」が開催され、CRM関連セミナーに弊社吉田が講師として登壇いたしました。
国内のダイビングプロダクツメーカー様からダイビングショップ様が多数ご参加いただく中、CRMの概念、生まれた背景、導入メリット、導入に必要なモノ、導入プロセス、導入後の注意点までをご説明いたしました。
冒頭は、「CRMはどこで販売されているのか?」という問いで始まり、「大手様を除き、CRMを実現できている企業様はまだまだ少なく思います。それはCRMがインターネット上で集客のテクニック論で語られている点、またCRMが目に見える製品・サービスではない為、捉えずらい点も背景としてあるかと思われます。中には、SFAなどのツールをCRMと捉えている方も多いかと思われます。CRMは顧客の行動を軸とした経営戦略の1つであり、集客の1テクニック論ではありません。集客まで一気通関させる為、集客も範囲としますが、集客にフォーカスした戦略ではありません。経営戦略であることより、戦略から戦術までを一気通関しなければ実現できない戦略がCRM戦略です。」と説明していました。
また更に理解を深めるには「CRMを戦略としてきちんと理解するには、定義の範囲が広い為、マーケティング戦略、より狭義のOne to One マーケティング戦略などを同様に理解しなければなりません。」とも説明していました。
最後に、「組織としてCRMを実行し、PDCAサイクルをまわし成熟していければ、高いROIを実現できる角度が上がります。集客という目先だけではなく、中長期的に価値を届けたい人へ、提供する価値を磨く、新たな価値を創る、その資源づくりより企業間競争を優位に進めることを目的・目標として導入することが、1つの姿かと思います。」と締めくくりました。
簡単に知識を得られるインターネットですが、その情報を鵜呑みにするのではなく、きちんと学び、きちんと理解し、組織として取り組み、サイクルをまわしていくことこそが、将来成果で大きな差が開くことと思いました。
■アジェンダ
- はじめに
- CRMの概念
- 生まれた背景
- 導入メリット
- 導入に必要なモノ
- 導入プロセス
- 導入後の注意点
- 総論
- 質疑応答
- 推奨書籍