ある特定のメディアに依存していませんか?

今反響のある特定メディアに依存しすぎると、落とし穴があります。

成功のジレンマ同様、成果の出たメディアに依存してしまい、環境変化に気づかず、適正な予算配分ができずにそのメディアへ広告を出し続けている企業はたくさんあります。

例えば、団塊世代をターゲットにしている企業に言えますが、数年後には環境が大きく変わります。

総務省統計局の2012年発表の人口分布図をご覧いただくと、団塊世代は63歳~65歳になります。

2015年の現在では66歳~68歳。

今後これまでのように継続するかと言うと、難しいのではないでしょうか。

団塊世代は従来のメディアでのアプローチで獲得できていても、新たな世代はインターネットを活用して情報を探したりしており、従来のメディアへの接触頻度が下がる傾向にあります。

今のうちから新たな顧客獲得への投資をしていかなければ、ビジネスの基盤が揺るぐことになりかねません。

費用対効果と投資対効果のバランスを取りながら、広告戦略、マーケティング戦略を最適な状態にしておくこと。

具体的には、時間軸でビジネスへの影響度をシュミレーションし、シュミレーションをもとに計画的に新たなお客様の獲得に投資していく。

事業戦略自体を変えることも選択としてありますが、多くの企業では急転換はできないので、少しずつ備えていくことが、リスクをマネジメントしていると言えます。